キャンプ料理の時に大活躍するのが「ダッチオーブン」です。
様々な場面で使用でき、食材に熱を効率よく伝えることができるので幅広い料理を作ることができます。
キャンパーなら1個は持っていたい調理用品ですが、特に初めてダッチオーブンの購入を考えている方に「ニトリ」のダッチオーブンをおすすめします。
たくさんのキャンプメーカーからダッチオーブンは販売されていますが、その中でも「ニトリ」のダッチオーブンがおすすめな理由と、使い方や手入れ方法を紹介していきたいと思います。
ダッチオーブンの購入を考えている方は参考にしてみてください。
目次
ダッチオーブンとは
そもそもダッチオーブンとはどんなものなのでしょうか。
ダッチオーブン(英語: Dutch oven)は、分厚い金属製の蓋つき鍋のうち、蓋に炭火を載せられるようにしたものの名称である。アメリカ合衆国の西部開拓時代などで使用されていたものが有名であるが、近年ではキャンプなどレジャーでの用途に使われることが多い。
Wikipediaより引用
簡単に言えば、「蓋に炭火を載せることができる鍋」ですね。
キャンプでは炭火を使うことが多いので、キャンプの時にダッチオーブンは大活躍します。
その中でもニトリのダッチオーブンはどんな特徴があるのでしょうか。
ニトリダッチオーブンの特徴
安い!
通常、主要キャンプメーカー(コールマンやスノーピークなど)のダッチオーブンは安くても約7,000円以上で、高いのは20,000円以上します。
しかし、ニトリのダッチオーブンは、
・19cmサイズ1380円(税抜き)
・24cmサイズ2306円(税抜き)
と破格の値段で手に入れることができます。「お値段以上ニトリ」というだけありますね。
特に購入をおすすめしたいのが、初めてダッチオーブンを使ってみようという方です。
後ほど説明しますが、ダッチオーブンは手入れが少し大変です。
最初から気合い入れて高価なダッチオーブンを買って、錆びさせてしまったりしたら嫌ですよね。
手軽に買える値段なので、「最初のダッチオーブンはニトリ」を強くおすすめします。
品質が良い
値段が安いからと言って品質が悪いわけではありません。
しっかりと熱を通し、料理を仕上げてくれます。
また、私は3年使って一度も壊れていません。少し錆びが出てきたことがありますが、錆を落としてメンテナンス後に何度も使用してきました。
しっかり手入れをすることが前提となりますが、大切に使えばいつまでも使えると思います。
IH対応
IHに対応しているので、家庭でも使うことができます。
もちろん、火もガンガン使えるので、使用する場面の幅が広がります。
シンプルな形
とにかく見た目がシンプルです。
ロゴも入ってなく、もうこれ以上シンプルにはできない、くらいシンプルです。笑
いい意味でクセがないので、どんな場面でもその場の雰囲気に合います。
使用例
ダッチオーブンを使って、我が家でどんな料理を作ってきたか紹介します。
(ほんの一部ですが)
野菜炒め キャラメルケーキ
メイン料理からおかず、おやつのケーキまで作ってきました。
焼く、煮る、蒸すなどを全てこの1つでできるのでとても便利です。
ダッチオーブンの使い方
ダッチオーブンはどんな使い方ができるか見てみましょう。
バーナーやコンロで
まず、バーナーやコンロを使ってダッチオーブンを熱する方法です。
これは普通のフライパンや鍋と変わらないですね。
焼く時は底に食材がくっつきやすいので、油をしっかり引くのと、こまめに混ぜながら焼くことがポイントです。
薪や炭火で
続いて、炭で調理する方法です。
炭で網焼きしている時に、網の上にそのまま置いて使えます。
また、炭の上に直接おいても全く問題なく、冒頭で説明したように炭を蓋の上に置くことで、オーブンのように使うことができます。
ダッチオーブンの真骨頂ですね。
網の上で 炭を上にのせて
下からだけの熱ではなく、全体から熱を与えることができるので、蒸し料理や、ローストチキンなどを作る時に便利です。
バーナーやコンロのように火加減の調節が難しいので、こまめに中身を確認したほうがいいです。
焚き火で
ダッチオーブンには取っ手が付いているので、焚き火用三脚を持っていれば、焚き火時にダッチオーブンを吊るして使うこともできます。
これぞキャンプって感じですね。笑
みんなで焚き火を囲みながら、そこでコトコトとスープなどを煮込むと、グッと雰囲気が上がって料理も更においしく感じます。
手入れ方法
ダッチオーブンは、普通のフライパンや鍋とはメンテナンス方法が異なるので注意が必要で、シーズニングという作業が必要になります。
(ステンレス製でできているダッチオーブンなどはシーズニングの必要がないものもあります。ニトリのダッチオーブンはシーズニングが必要です)
シーズニングとは、油の膜を作り錆びにくくすることです。
初めて使う時
まず、初めて使う時にシーズニングを行います。
①商品購入時は錆び止め用の食用油が付いているので、それを台所用中性洗剤を使って洗い流す。
②本体を火にかけ、水分を蒸発させる
③食用油(オリーブオイルがお勧め)を引いて、野菜くずを炒める。
これにより、鉄のにおいを抑える効果があります。
本来、野菜くずはねぎやしょうがが良いらしいですが、なんでも大丈夫です。この作業をしておくことで、鉄のにおいを抑え錆びにくい状態にすることができます。
使用後のメンテナンス
料理などをした後は、台所用洗剤で洗いたくなりますが、基本的に台所洗剤は使わない方がいいです。
シーズニングした油が落ちてしまい錆びやすくなってしまうからです。
使用後の洗浄は、スポンジなどを使い(スチールたわしはシーズニングの油が落ちてしまうので使わない)汚れを落とします。
どうしても台所用洗剤で洗いたい時は、洗った後に次で説明するシーズニングをすぐに行いましょう。
すぐに油で膜をくつれば、錆びにくくなります。
使用後のシーズニング方法
①、本体を火にかけて水分を蒸発させる
②、キッチンペーパーなどを使い、全体に食用油を塗る(この時、外面や蓋もやりましょう)
③、弱火で3分ほど加熱する。
④、②と③をなるべく2~3回繰り返す
汚れが気になる場合
汚れが気になる場合は、重曹を使って汚れを落とします。
実際にやってみました。
重曹とお湯をダッチオーブンに入れ、沸騰させます。
汚れが浮き出てきました。
右側が重曹で沸騰させた後の状態です。
重曹は強力で、油の膜まで取れてしまいましたかね。
しかし、ここからシーズニングをすればこの通り。
黒光りするダッチオーブンの出来上がりです。
注意点
使う度にしっかり手入れ・保管する
先ほどの説明のように、使う度にしっかり手入れを行わないと錆びてしまうので注意が必要です。
少し手間がかかりますが、何度も手入れして長く使えば愛着もわいてきます。
やけどに注意
ダッチオーブンは、意外と長い時間熱を持ち続けます。調理した後に触る時は十分に注意してください。
また、取っ手も熱いので、耐熱性の手袋を使うなどがおおすすめです。
テーブルに置く時は焦げに注意
熱したダッチオーブンをテーブルなどに移す時はテーブルが焦げないように気を付けてください。
下に鍋敷きを敷いたり、焦げない素材のテーブルを使いましょう。
熱したダッチオーブンをそのまま載せることができる「ユニフレーム焚き火テーブル」という商品がありますのでおすすめです。詳細は下記の記事で紹介してますので参考にしてみてください。
黒くて汚れに気づきにくい
このダッチオーブンは全体が黒いため、汚れに気づきにくいです。
特に外側は、炭などを使用した時の”すす”が付いていることが多いので、使用後にそのまま触ってしまうと手が汚れてしまうので注意してください。
ちょっと便利な道具
ダッチオーブンを使用する時に便利な道具を2つ紹介します。どちらも100均で購入できるので、持っておいて損はないです。
①蓋取り
この道具を使えば蓋を楽に取ることができます。
中身を見る時に、毎回わざわざ手袋をするなどの手間が省けますし、蓋の上に炭を載せている時にそのまま蓋を持ち上げられるので便利です。
②網の台
ピッタリのサイズを選ぶ必要がありますが、サイズが合えばダッチオーブンの中で蒸し料理や薫製をするときに便利です。食材が底に直接付かないので焦げにくく仕上げることができます。
ローストチキンもこの道具を使って作りました。
私のニトリダッチオーブンは19cmのサイズですが、この網はダイソーで買ったものがピッタリでした。(網の足部分を少し内側に曲げないと入らないです)
まとめ
ニトリのダッチオーブンは安くて品質もいいので、特におすすめの商品です。
メンテナンスで少し手間がかかりますが、感じる手間以上にキャンプ料理で大活躍してくれます。
キャンプでも家でも使えるので、これ一つで様々な料理にチャレンジできてキャンプの楽しさも増していくのではないでしょうか。
私もしっかりメンテナンスしながら長く使い続けていきたいです。
ぜひ、ニトリのダッチオーブンで美味しいキャンプ料理を作ってみてください。
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